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やきものの特徴と違い

やきものの特徴と違い

やきものは原料となる土の性質や焼く温度の違い、釉薬の有無などによって、陶器・土器・せっ器・磁器の4つに分けられます。

 

土について

やきものは土で形をつくり、それを火で焼き固めたのです。ただ、どんな土でもいいというわけではありません。主な成分は粘土という粘りのある土ですが、粘土だけでは乾燥時に収縮が大きくひび割れが起きる恐れがあるので、砂を混合した土が必要になります。

砂には珪石と長石が含まれていて変わった特性を持っています。珪石は土の粘り気を調整し、長石と溶け合ってガラスをつくる性質があります。また、長石はアルカリを含んでいて、1000度以上の高温で溶けて周りの成分と融合し強度を生みだします。

結果、ほどよく調合された粘土で成形し焼くと、科学的変化により、土の粒子が硬く結合し、やきものが形づくられるということです。

やきものを作る土には、陶器づくりにふさわしい粘土と、磁器に向く粘土があります。磁器は、【陶石】という石を砕いて粉末にして、水を加えて粘土にしたものを使用します。

珪石・長石を調合してつくった粘度の粒子が粗めだと陶器用、細かい粒子だと磁器用という違いになります。

 

つまり陶器と磁器では土が決定的に異なる

 

土が違うから焼成温度にも差が出てきます。釉薬に関しては、陶器・磁器どちらも一般的には素焼きの後に下絵付をして釉薬をかけて焼き、さらに上絵付けするものもあります。

陶器と磁器の中間ほどの温度で焼成されるせっ器【焼締陶】は陶器の部類に入れることもあります。

いずれにしても、高温の炎と土の化学変化による窯変が最大の魅力のやきものであることは間違いありません。